ヨッシーの成長日記

商社で働く若手が日々感じたこと、勉強したこと等を書いていきます。

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経営戦略について

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最近、アクセンチュア戦略部門のパートナーの三谷さんという方が書いた経営戦略全史という本を読んだ。

 

この本は、400ページ以上の分厚い本だったけれど、1日で読んでしまった。

ポジショニングが重要、ケイパビリティが重要などという話は、各論では出るものの、体系だって理解したことがなかったために

とても参考にある本だった。

簡単には、企業の競争優位の源泉は何か、という問いに対し、80年代までは、「ポジショニング」、80年代以降は「ケイパビリティ」、そして近年は「イノベーション」が有力な答えであるとされるようになってきた。下に備忘も兼ねて簡単にそれぞれの概略を記載する。

ポジショニング派

儲かる外部環境で、比較的優位なポジションを確立することが出来れば、競争優位を確立することが出来るという考え方。マイケルポーターがこの分野の第一人者とされている。定量的な分析により、将来有望な市場、その中で有利になるポジションを得ることが出来るため、一気に流行した。

ケイパビリティ派

企業内部が抱えている強みを活かすことで競争優位を確立することが出来るという考え方。ポジショニングは同業他社によって容易に模倣されてしまう一方で、企業内部にある真似することのできない核となる強み(=コア・コンピタンス)を得ることで、持続的な優位を確立できるという考え方を持っていた。

イノベーション派

変化の激しい時代に合わせて、タイムリーに適応できるようにイノベーションを起こしていくことが企業の競争優位性につながるという考え方。

ポジショニングもケイパビリティも変化の激しいこの時代においては容易に陳腐化してしまうため、このような考え方が生まれた。

私が現在勤務している商社は、多岐にわたる業界に対して展開していることによる安定性や、あらゆる国、業界に進出していることにより情報が集まる、といった優位性を活かして事業を行っていたため、ポジショニングにより競争優位を保っていたと感じている。

しかし、一方で、共同で事業を行うことの多いメーカーに対しるケイパビリティが何か、と聞かれると答えに窮してしまう。同様にイノベーションを自ら興せるような専門性は乏しく、また共同で事業を行うさいにもスピード感に欠けているため、こちらも厳しいように思える。

業績も回復し、好調に見える商社だが、さらなる発展を遂げるための課題は多い。

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